旅行記

ラダック中編

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3日目

ということで、3日目はヌブラの中心地、デスキットを目指す。

ヌブラへの途上には標高5300mの峠、カルドゥン・ラがある。

ここは自動車が通行可能な峠では世界最高高度を誇る峠らしい。(諸説あり)

パンゴン・ツォへの峠も5000m級で、さらに道もカルドゥン・ラより荒れているらしいので、まずカルドゥン・ラで5000mの峠に慣れておこうという意味もある。ちゃんと考えてるんですよ?

旧市街の北に伸びる道がそのまま峠に通じていたわけだが、いまいちわからなかったので道行く人に訊いたりしながらのんびり向かう。

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パーミットを提出したチェックポスト

峠の頂上付近の前後数キロ以外は割ときれいな舗装路だった。

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この辺からフラットダート

オンタイヤのクラシックでいけるレベルなので参考までに。

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カルドゥン・ラ最高地点の施設群。

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カフェがあったりもする。

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ここのピークにもタルチョがたなびいていた。

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なんかピークを登っているうちに仲良くなったインド人のにいちゃん×2

画面外にも仲良くなったおっさん×1がいます。

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向こうが、ヌブラ

ここからは下りであります。

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ロイヤルエンフィールド「わ、ワイちゃん!シフトダウン激しくしないで!」

ワイ「うるさいですね…」ファンファン

ロイヤルエンフィールド「あ、あぁ

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あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!!)

(イキリ進入スライドでハイサイド!)(ヘッドライト破損!)(左ステップ、壊れる)(っていうか取れる)」

ロイヤルエンフィールド「はい、今日のおバイクは終わり。お疲れさまでした」

ワイ「うぅ…あ、ありがとうございました…」

数十分前、念願のカルドゥン・ラを超えたのだが、『砂利ばかりの道をオンロードタイヤで走るとリアのグリップがレ〇プされるのでは』

という懸念の声があり、結果、半クラとエンブレで適当にリアをドリドリさせることになった。

しかし、ロイヤルエンフィールドちゃんはなんだかワイのことがキライみたいで、いつもいつも不愛想にギア抜けシコシコして、クラッチイタイイタイなのだった。

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普段オフ車でイキリ倒してる感覚でリアを流してたら無事散りました(当然の結果)

一般通過外人ニキにいろいろ心配されたりしながら、修理できる町まで進む。

結節点の村、カルサルでカフェにたまっていたバイク乗りたちに聞き込みをしたところ、

デスキットまで行けば鉄工屋があるらしい。

ヘッドライトはともかく、ステップの破損は死活問題だったが、当初の目的地に着ければなんとかなりそうである。

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全くバイクのホールドがきかないので、ただただゆっくり進む。

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鉄工所着きました。

デスキットの町の入り口のレストランでたまたまだべってたバイク屋のおっさんに破損箇所を見てもらったところ、

ヘッドライト周りは大体Rs1300くらいで修理できるらしい。

思ったより安いな(嬉しい誤算)

ステップは鉄工所で溶接してもらえば直せるとのことだったので、

鉄工所までの道を教えてもらい、無事到着であります。

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豪快な溶接風景。溶接はたったのRs50で済んだ。

聞き間違いかと思ってRs500を出しかけたけど、ぼられたりもせず、非常に良心的な鉄工所でした。

教訓:非可倒式ステップはこけると折れるのでクソ

この日はもう疲れたので、道沿いのゲストハウスに泊まっておわり。

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4日目

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朝起きて外に出たら牛がいた。

今回泊まったのは道沿いにあったゲストハウス。

オーナーや従業員のにいちゃんがみんな気さくでいい感じ。

朝夕飯付きで1200Rsなのでまあ普通くらいの価格帯。

ちなみにヌブラは夕方から夜にかけての時間以外は計画停電で電力系はすべてダウンします。

イヤだねぇ。

ということで、ゲストハウスのにいちゃんのアドバイスを参考にして西端の村、トゥルトゥクまで日帰りで見てくることにする。

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フンダルを少し過ぎたあたりにある砂丘。ラクダのツアーがあるらしい。

ラダック側に比べるとヌブラは砂丘やオアシスなどの緑が豊富で変化に富んでいる。

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空軍基地。他にも街道沿いには軍施設が乱立している。本当は撮影禁止

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ここがトゥルトゥクの村のはずれ。これより先には外国人は進めない。

トゥルトゥクを含むボグダン以西の村落はイスラム圏で、住民の顔立ちや村の雰囲気も割と違う感じがする。

適当にコーヒーを飲んでのんびりして帰ることにする。

帰りに村のおっさんにヒッチハイクされて途中まで乗せて行ったりしたけど、ほかには特に何事もなく元来た道を戻る。

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道はとにかく車どおりが少なく、バイクのエンジンを切ると風の音しか聞こえなくなる。

時たますれ違うのもほとんどが同じバイク乗りで、すれ違いざまに気さくな挨拶を交わす。

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ちなみにバイク乗りは(子どもに)モテる。

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デスキットまで戻ってきたので、前日に見てなかったデスキットゴンパを見に行くことにする。

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ここのゴンパは一際切り立った山の上にあるが、割と上まで車道があったので助かった。

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お坊さんが子猫と遊んでてとてもやさしい光景が広がっていた。

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この日も同じ宿に泊まった。

夕食のメニューは前日と大体同じだった。

五日目

当初の予定通り、レーに戻る。

ただ、この日はどうも天気が悪く、朝から寒かった。

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なんか曇ってる、曇ってない?

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(空が)すっげえ白くなってる。はっきりわかんだね。

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さっむ(降雪)

ユニクロのダウンと雨具だけしかなかったので、割としんどかった。

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しかも道路が崩れて渋滞してた。道路、壊れる。

峠を越えて標高が下がるにつれて暖かくなり、逓減率を全身で感じながらレーに帰還。

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踊りを披露しているおばちゃんがいた。

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路地裏で四輪バイクを発見。これがテッセラクトちゃんですか?

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宿を探しているうちにこっちでも雨が降り始めた。うせやろ…

とりあえずバイク屋にバイクを返し、Skitpo Guest Houseというところに転がり込んだ。

ここはツインが1000だったので今回の中ではまあまあ安いほうですね。ラダックにはドミの宿はあまりないのかもしれない。

ここで部屋が隣で仲良くなった日本人パッカー×3と夕食をご一緒させてもらいました。

なんでも、タイのバンコクでロングラックという日本人宿をやってる若おかみ、その友達、そこの手伝いしてる人というなかなかすごいメンツ。

恥ずかしながらロングラックのことは知らなかったんですが、後からいろんな人に聞いてみたところパッカー界ではかなり有名でした。

こんな異国の片田舎でつながったりするくらいだから、日本人のパッカーコミュニティって案外狭いのかもしれない(スモールワールド現象)

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