停滞日(1日目)
甲府駅周辺は快晴。しかし山際は雲が厚くかかっている。
これで麓の天気まで悪かったら天気に八つ当たりするところである。
ひとまず今日は停滞日。自然とできたグループは以下の3チーム
・ 久世ちゃん、大田原ちゃん、後藤、小形、塚原
・ 高橋、丸子、井野場
・ しーちゃん、山崎、江頭
後から聞いた話によると一番上のチームは自転車をレンタルし、
カフェやら神社やらに行き、変な骨董品屋に絡まれたらしい。
真ん中は、まっすぐにマクドナルドを目指す充電乞食と化していた。
そして我々、なんかよく見る三人組は全く計画を立てぬまま、動物園を目指すことに。
(ホテルバイキングに行くことができず結局ロッテリアになるの図)
優雅な朝食を終えると、なぜか髪を切りたくなってきた。
そしたらしーちゃんも髪を切ると言い始めた。
山崎も切ると言い始めた。
そんなわけで、全員まずは甲府で髪を切る。

(潔くばっさりいった小室の姉御)
髪もさっぱりしたところで、いざ動物園へ。
入り口で親切なおじさんに写真を撮っていただくと
(じゃんけんをしているような手のしーちゃん)
目の前にはあまりにも適当な園内図が。
象?この二足歩行の灰色は象なの?
(ちなみにカバはそもそもいない)
のっけから期待しかできない。
これまた混沌とした壁画を抜け、
(おすすめはライオン)
目の座った少年の像を眺め、
僕に草を渡そうとするチンパンジーと対話を試み
(帰るときに通ったらめっちゃ怒ってた)
ボックスをふむ象と踊る、そんな動物園だった。
(ひたすらボックスのような動きをとる象)
園内に併設された遊園地は、世界が終わった後のような怖さがあった。
(ホラーゲームとかだと笑い出すタイプのピエロ)
ちなみに僕は初めてバイクに乗った。
(俺のスピードについてこれるかな)
(お前は本物乗れや)
ひとしきり笑いつかれた僕ら、これまた考えなしに歩いていると
なんと本店に遭遇した。これ幸いとかき氷を掻っ込む。
口の中ですぐほどける、上品なかき氷でございました。
すごく自慢げに思っていたら「駅前にもそれ売ってました」との情報提供、ありがとうございます。
(うまいもんはうまいから良いとする)
のどの渇きを癒したとなれば次はおなかを満たすのが世の理である。
ここは甲府、かつて信玄公も愛した土地。
地元の名産品や特産品に舌鼓を打とうではないか。
ほうとうのお店等々を巡りつつ、選ばれたのは
「”東京” 油組総本店」 でした。
本当に食べたいものはラーメンでした。
歩き、食べ、そして歩き、汗にまみれたこの体。あとはこの体の汚れを取れば完璧。
近くにかの文豪、太宰治だったか芥川龍之介だったかが通った銭湯があるらしいということで、二日分の汗を流しに行く。
(プラス500円で休憩室も使えるとの優れもの)
入口すぐの番頭さん、いつから貼られているのかわからないポスターや広告、青い羽根の扇風機。
歴史の重みはたっぷりである。
浴槽も3つほどあり、奥にはサウナも備えられていた。
一番奥の「源泉」と書かれている 浴槽は熱いと思いきやとてもぬるいから気を付けよう。
僕より前に入った一年生どもがにやにやしながら騙してくるゾ。
お風呂をあがると、天気図はあーでもないこーでもないと駅構内で等圧線に悩み
天気図を書かなくてもいい僕と山崎は、帰り道にトマトをかじりながら夏を満喫していた。
明日から山に登るとは思えないほど夏休みを満喫した一日だった。
翌朝は早いため早めにご飯を食べ早くに寝ることとする。
健生、高橋、大田原ちゃんは徒歩40分のところにあるネットカフェへ。
久世ちゃんはホテルを取ったようである。
それ以外は今夜も今夜とて甲府駅にお世話になる。
JRさんありがとうございます。
今晩の夕食はカレー。インド人ぽい店主がとても気さくに話しかけてくれた。
(なんかしらんが写真も撮った)
駅に戻り、スタバで充電を済ませ
(まったくスタバが似合わない三人衆)
今夜も構内魚市場のよう、銀マットの上に眠る。
~おまけ~
・ しーちゃんのLINE 「駅周辺に寝たよ~」。 周辺・・・んっ周辺?
・ よくわからん自動販売機で飲み物を買い、おつりがすべて錆まみれの50円玉で返ってくるしーちゃん
・ ファミマのマンゴーフラッペにはまる山崎、やっていることはホームレスなのに飲み物はOL
・ 風呂にて一同 「いやぁ~いい長期でしたね~」、始まってもいない
・ なぜか食事で使うフランスパンだけいいパン屋で買う
・ 山行中に小形はトマトを割ったら、大田原ちゃんはパンを湿らせたら失格処分にする新ルールが適用される
(食事係のお二人)
・ 僕 「あそこ一泊500円だって!安くない?」
健生 「江頭、お前車だったのか」
・ 井野場 「江頭さん、フルグラだいぶ固まってますね」
井野場 「振ってみてもいいっすか?」






























