午前二時半、何かの気配に目を覚ました僕が玄関に目をやるとそこには知らない男が。
空き巣、いや、正確には僕は居たわけだから、”居る巣”の現場である。
僕は迷わず110、いったんパズドラを開いて平常心を取り戻す。
幸いなことにとられたものは何もなかったが、寝起きの空き巣は心臓に悪い。
初めて指紋をとられ、調書を作成してもらい、一息ついた頃にはもう5時、出発の時刻だ。
様々なことが起きすぎて大混乱の頭。
夢見心地で始発の列車に乗る。
班員に話したらみんなにやにやしながら心配してくれた。ヤサシイナァ。
ここから13時間の道のりをともにするメンバーはTNIさん、秦さん、大地さん、山崎、石井、和穂、しーちゃん、久世ちゃん。
※写真はイメージです
なかなかいかれたメンバーだな・・・と眺めていると、気づいたことが。なんと住友以外のチームYUICHIROが大集合しているではないか。
これはこれは。今年の長期も楽しくなりそうです。
道中はただただ時間が過ぎ去って行く。
東京に近づくにつれテンションが大幅に上がる石井は、その反動で東京を過ぎた後に安らかな眠りにつき、
自分と山崎はランダムな単語を二つ並べて映画のタイトルとし、どんな内容かを想像するゲームに明け暮れる。
(大体こんな顔してた)
(田内さんにふったらこんな顔された)
仙台~松本の13時間の長旅はそこまでの苦ではなかった。
夜の7時、松本駅の改札前には大荷物を携えた自親会の面々がずらりと集合している。
なんでも台風が接近しており、今後の行程に支障が出てしまうそうだ。
早速緊急会議を開き、1~3日目の行程を2日間に凝縮することが決定された。
体力もつのかなぁ………不安が頭をよぎった。
買い出しを終え、夕食も済ませ、後は寝るのみ。
宿泊地は3パターンに分けられる。
①ホテル②ネットカフェ③駅の構内 この順番はそのままその人の資本力も表している。
なんと今年は ③駅の構内 が大多数を占め、各人のお財布事情が察せられた。
コンクリートの上に銀マットを敷けばそこはもうベッドさながら。若者の声が響く駅舎にて、自親会員が川の字を描く。





