山行記録

7月某日、屈強な自親会の面々の中でも選りすぐりの山好き(大好きとは言ってない)が北蔵王に集められた。

なぜこんな糞暑い中わざわざ長い時間をかけてまでなにもない山中に集まったのか。

言わずもがな、自親会の暗黒面と名高い訓練登山に挑むためである。

ろくに整備もされてない羽虫とアザミに満ちた泥道の中、30kgの荷物を背負って約12時間の強行軍!

一体私達、これからどうなっちゃうの~!?!?!?

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出発前夜の、まだ楽しかった頃の写真。

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超早起きして、降りしきる小雨の中出発。(三時半)

この段階からもう体力がだいぶきつくなる。

全ては恐らく荷物のせい。

肩やばい。

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もう道じゃ無いってコレェ…

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そんなこんなで夜が明ける。

視界が開けてちょっと楽しくなってくる一方、虫が増える。

めっちゃ多い。

めっちゃ顔に来る。

夏場もうすぐ寝るってときに耳元で飛び回る蚊を5倍くらいウザくしたかのような精神攻撃。

ネズミを排除するために地球破壊爆弾を持ち出すドラ○えもんの気持ちになりながら黙々と進む。

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死屍累々である。

このあたりから筆者の記憶が曖昧になっているため、内容の紹介がダイジェストになることをご容赦願いたい。

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死の行軍に咲いた花。

かわいい。

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いい笑顔です……。

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アスレチックほんと嫌い。

そんなこんなで苦行にも終わりが近づき、お待ちかねのデポジットタイム。

荷物を重くするため(謎)にザックに入れてた大量の水を大放出。

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人間性は喪失しました。

比較的軽くなった(軽いとは言ってない)荷物を携え、歩みを再開した一行。

これで終わりかと思われたが、そうは問屋が卸さない。

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待っていたのはエゲツない濃さの霧。

異世界感が強い。

多分道間違えたらスタートに戻らされるやつ。

一寸先も見えない中(誇張)恐る恐る行軍は続く。

そして

ついに

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最終休憩地点の山小屋が我らの前に顔を出したのであった。

あとはもう勢いで降りるだけ!

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最後長ぇよ(半ギレ)。

そしてなんだかんだで生き延びた我々は、

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写真撮って

ロープウェイ乗って

温泉入って

飯食って

帰ったのだった。

めでたしめでたし。

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ちなみに打ち上げのびっぐぼぅいはエバタ大先輩のおごりでした(五体投地)

文責 イシトモ