【1日目】
午前11時、陽気な太陽が照らす面白山高原駅に降り立つは
陽気すぎる太陽にやられた“自然に”親しむ会の面々である。
(もはや闇に身を堕とした部長)
今年度一回目の山行であるこの面白山は残雪等の紆余曲折があり、
一週間の延期の末無事5月20日と21日の土日を使って登ることとなった。
さてここで今回のTEAM KOHEIのメンバーをご紹介しよう。
左から高橋(3年)、和穂(2年)、たわらちゃん(2年)、
しーちゃん(2年)、そして僕(3年)。
「どこ?一年生はどこ?」
そう、なんと今年の面白山参加の一年生は一人のみ。
もはや旧知の仲であるこの5人でTEAM KOHEIの面白山山行は始まりを告げた。
初日は天童高原キャンプ場を目指すのみの短い行程。
しかし侮るなかれ、面白山のこの急登は
数々の先輩方の足腰を言わせてきたという坂。
春休みでなまった体にはきついんだぜ・・・。

(ふもとはとっても綺麗)
一足も二足も早い蝉の鳴き声を聞きながら11時30分、
(今はまだ)軽い足取りで車道を歩く。
雲ひとつ無い空模様、風がここちよい。
私事ながら今回初のカメラ持参。
目指すはローアングラー。
ま、置いてかれますよね・・・
(ふふふっその程度の速さ?)
前を進む高橋とたわいもない話をしながら歩いていると
12時15分、無事テント場に到着!
(画像はイメージです)
すぐ後ろには後発のTEAM TOMOMIが迫っていた。
恐るべしSL石井の健脚よ。
(自転車で鍛えて余裕のともみ)
全員ですぐさまテントを建て
食事の準備も終われば
(すぐに眠りにつくともみ)
時刻はもう13時、お昼の時間だ。
(なぜ皆様同じ方向なの)
だいぶ前に注文してしまったために
ほぼ玉と化したつけ麺を
山崎はおいしそうにすすっていた。
下級生がソリを借り元気に遊ぶ中、


(楽しそうな面々)

(一人死地に赴く後藤)
3年生はベンチで遠い目をしながら
過ぎ去りし日々に想いを馳せていた。
(小形の目の輝きが対照的)
遊びから戻った下級生とともに人狼ゲームを行う。
(ばっちりポーズを決めてる諏訪)
人狼ゲームは知の遊戯。
万人が合理的に考え、欺かねばならない。
小形はなんとなく投票で処刑されていた、Don’t mind!!
天気図の始まりと同時に食事を作り始める。
(ひさびさの料理にはりきる健生)
食事係の見事な采配でてきぱきと調理は進む。
今回のメニューは恒例のカレー。
しっかりと炊けたご飯にピリ辛の
ジャワカレーが合うこと合うこと。
翌日のカレーうどんのことなぞすっかり忘れてお替りしてしまった。
さて食事の後は面白山恒例、自親会夜の部、通称“宴”である。
不発弾のごとき黒い瓶はしーちゃんの持ってきた黒糖梅酒。
日本酒は高橋が、ビールやチューハイは山崎・塚原からの差し入れである。
誰ソフトドリンクを持ってきていないのには驚いた。
ごめんね内田君・・・。お水は飲み放題だから・・・。
日が西の山陰に隠れるのを眺めながらお酒を飲み、夜となる。
宴も終わり20時には就寝。やはりテントの外は騒がしい。
【2日目】
3時30分、普段では考えられないぐらいの早起きである。
食事係の準備してくれたカレー風味うどんをすする。
昨晩の過食が悔やまれるがこれはこれでおいしい。
手際よくテントを畳み、5時には面白山に向けて出発!
山間が朝日を浴びて赤に染まっていく。
江頭「やうやう赤くなりゆく」高橋「白くな」
(出典:枕草子)
文学部はどちらだったろうか。
30分ほど歩いて長命水。後ろにはTEAM TOMOMIの石井が迫り寄る。
6時、三沢山の山頂に到着! 6時、三沢山の山頂に到着!
しーちゃん「ここから疲れると思うので、しりとりしながら進みましょー」
「お題は“食べれそうな動物”」
「じゃあ私から~パンダで!」
わお、初手がパンダかい。
“る”で詰まり開始早々に終了してしまった僕らは
ただ黙々と歩みを進める。
(心象画)
後ろを振り向くと眼下に広がる樹林帯。
だいぶ登ってきたのだ。まだ終わりはしないけれども。
山の縁には雪が残っており、ついこの間まで冬があったことを思い出させた。
6時45分、面白山山頂。他のチームとともに集合写真をとる。
ここでしーちゃんからの粋な歩荷が!
酒かすを保冷剤にして(これはよくわからん)持ってきてくれた歩荷は、
ポップコーンやナッツ類がたっぷり練りこまれた手作りのおいしいチョコレート菓子!
おいしくいただきました、ありがとう。
風で体温をびゅうびゅう奪われた僕等は
あまり長居をすることもなく7時に山頂を降り始める。
いまいちどこなのかがわからない中面白山を登り、
その後も続く登りを耐え、

しーちゃんは何回も転び、気づけば長左衛門平。
また全チームと遭遇し塚原からぶどうを恵んでもらう。
わーい。しーちゃんが歩荷第二段のマドレーヌをくれる。
わーい。たわらちゃんがバームクーヘンをくれる。わーい。
(他の班にも配るたわらちゃん)
糖分も補給し、長左衛門以降は下りもない。
元気を取り戻し、いざ面白山高原キャンプ場へ!
途中の渡渉点で数分迷い、いくばくか足をぬらし、
靴下をぬらしてももう誰も気にしない。
戸洞滝を右手に眺め
人工の滝を左手に眺め
ゆれる吊橋を渡れば
そこはもう面白山高原駅!
電車が来るまで高橋のミルクココアで喉の渇きを癒し、
電車にのりつつ船を漕ぐ。
文責:江頭(コブ)

















































