~早池峰山 Team YASU編~
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6/25(土)、26(日)に日本百名山の一つである
早池峰山に登ってきました。
(この表現には若干語弊があるのだが理由はのちに明らかになります)
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6/24(金)の時点で、どうも土日の天気はパッとしないらしいという情報を
得てはいたものの、まあどうにかなるだろう(←要出典)という考えのもと、
我々は土曜日の午前中にレンタカーで仙台を出発し、
途中少しだけ高速も使いつつ、早池峰山を目指して北へ向かいました。
まあ当然寄り道はしましたが。
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ということで、10時頃に
まずは宮沢賢治童話村に到着。
花巻市街地から早池峰山に向かう途中にありました、たしか。
あとここに来る途中に新渡戸稲造記念館があったのですが、
華麗にスルーしたのでいつか行ってみたいなぁ、なんて。
そういえば遠野に寄り道しよう案もあったはずですが、遠いので断念しました。
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てなわけで童話村ですが、ここは宮沢賢治の童話の世界を体験することが
目的の施設らしく、それらを表現した幻想的で摩訶不思議なものが
てんこ盛りでした。
入り口を抜けると…
こんなかんじ。
幻想的でなんだか難しい、というのが率直な筆者の感想。
したがって、
’’嗚呼、これが’イーハトーヴ’’か、
というあまりにも雑なコメントで全てを済ますことにします。
(薄暗い写真は銀河鉄道の夜の世界を具現化した展示施設らしい)
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お次は童話村の隣にある宮沢賢治記念館。

それと山猫軒。
博物館を見学し、
お昼を食べました。(某童話のように食べられることはなかった)
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その後、集合場所である
早池峰山・岳駐車場に向かいました。(13時前に到着)
登山シーズン中、岳駐車場より先ではマイカー規制が行われているため、
一旦ここで待機。

(これは岳駐車場にあったボロボロの看板。現在地が岳駐車場。)
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13時に規制が解除された後、
バスに先導されながら、河原の坊駐車場に向かいました。
そして河原の坊駐車場に車をとめ、さらに小田越登山口までバスで移動します。
河原の坊にはこんな施設もありました。
早池峰の貴重な植生を守る為に携帯トイレが推奨されているようです。
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↑当たり前のようにトランプで遊び始める大学生の図。
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また、バスが来るまでの時間を利用して、登山前の段階で小田越山荘が
使えるかどうか不明瞭であったので、山荘をチェックしに向かいました。
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そして結果がこれ。
僕 「あ、開いた…!!!」
もし使えなかった場合は云々、といった不安が一瞬で解決。
ああ良かった。
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さあバスが来たので小田越へ移動。
ちなみにこの辺は、花巻・遠野・宮古の三市の境目である。(どんだけ辺鄙なんだ…)
そのまま小田越山荘へ。
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はい、着きました。今晩はここで寝ます。
内部はこんなかんじ。電気はないですが思ったより広い。2階建てですね。
小屋にトイレはないので先ほどの小田越登山口でします。
泊まったのは我々だけだったので貸切状態。やったぜ。
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あとはいつも通りグダグダしたり、食事をつくったり、天気図を書いたり…
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てなわけで、夕食は回鍋肉とご飯。(回鍋肉丼)
C〇〇kd〇(隠語)はやはり優秀。
ご飯もおいしくできました。
写真はないですが軽目の宴をやったような気もします。
明日の天気に不安が残りますが、もうあとは寝るだけです。
ライトを照らしながら就寝時刻までトランプに
現を抜かす人達。
就寝時刻前に寝る人達。
20:30頃就寝。一日目はこれにておわり。
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おはようございます。
二日目は3:30頃起床。
ん、窓にもう雨粒としか考えられない水滴を発見。いや~な予感が。
とりあえず朝飯です。
ミートソーススパゲッティとクラムチャウダー。
(又はコーンスープ)
パスタの茹で汁を有効活用できたんじゃないでしょうか。
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5時に山荘をあとにして、まずは小田越登山口へ。

昨日とまるっきり状況が違うんですがこれは一体。
登山口の時点で風がまあまあ強く、とにかく寒い。
視界も悪いなあ。

早池峰の山頂は無理そうだね~という雰囲気のなか、
まずは予定通り薬師岳を目指します。
最初しばらくは木道が続きます。
雨だと木道が滑りやすいんだよなぁ。
木道を抜けると土や木の根が多い樹林帯が続きます。
そしてこの一斗缶がたまに現れます(棒でたたく形式)
ハシゴ場もありました。
樹林帯を抜けるとにわかに信じがたい暴風が一行を襲う。
(枝や草木の揺れ方から見当がつくだろうか)
ザックカバーが風で轟音をたてるのはもちろんのこと、
そのザックカバーまでが飛ばされるという異常事態。
(無事回収しました)
しかしよく写真撮れたなぁ。
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無心で登っていくと、なんとか薬師岳山頂に到着しました。
これには某大曲高校出身の彼もこの笑顔。
寒いのでとっとと登山口に戻ります。山頂に5分もいなかったんじゃないかな。
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はい、再び小田越です。
おじさん(黄色の人)にアドバイス(?)をもらい、
とりあえず行けるところまで行こう、
ということで早池峰山へ向かいます。
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薬師岳と同様に最初は木道、そのあと樹林帯を進みます。
また一斗缶が。さすがにこの悪天候だと缶を叩くNKTKの手にも自然と力がこもる。
ここはどこでしょう(難易度:阿僧祇級)
樹林帯を抜けるとゴツゴツした岩がちの道が広がる。
またとてつもない風が。
歩くこともままならない。
自然は容赦しない。
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結局3合目手前(正確な場所は分からん)でエスケープを判断し、
やむを得ず引き返しました。
(冒頭で、登ったという表現に語弊があるといったのはこのこと)
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ところで早池峰という山は、豊かな植生が見どころの山として知られているのだが、
言うまでもなくとても眺めていられる状況ではなかったです。
そんななかでの一枚。
はい、無事に戻って来れました。
これにて山行自体は終了です。
小田越から歩いて河原の坊駐車場まで戻り、
歩荷を楽しみ、(煮卵・ランブータン)
13時に通行規制が解除されたのち、早池峰山域を去りました。
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最後に、河原の坊駐車場で撮った写真を比較してみようと思います。
お分かりいただけるだろうか。
これが全てである。
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振り返ってみると、
久々の悪天候の中の山行でしたが良い経験になったのではないでしょうか。
下界に戻ったら温泉にはいり、その後昼飯を食べ、
無事に仙台に帰りましたとさ。
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めでたし、めでたし。
文責:門口
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