訓練登山 TEAM NAOTO編
2014/07/19〜20
自親会名物の訓練登山に行ってまいりました。
訓練登山とはなんぞや?という人のために説明しますと、
我が自親会には毎年恒例の「長期登山」というものがありまして、毎年4泊5日程度かけてアルプスを縦走したりするのです(適当)
そんなすごくズェッテー楽しい長期登山ですが、日程が長かったり、コースが厳しかったりして、普段の山行とは全くの別物。
そんな普段の日帰り山行と長期登山のギャップを埋めるために、訓練登山があるわけなんですね。
単純に肉体を鍛えるというよりも、自分の体力の限界を把握したり、
長期登山を監督してくれる先輩方に長期登山をこなすだけの能力があることを示したりする意義があるみたいですあります。
で、訓練登山の具体的な内容ですが、
「男子30kg、女子25kgを背負って、北蔵王を雨の中歩く」
というものです。嫌になるくらいファッキンクレイジーですね。
ちなみに、普段の山行におけるザックの平均重量は14kgくらいです(母数は1)
あと、今年の長期登山では水場のないコースを進む関係もあり、今年はそれぞれ+3kgを背負いました。
「14kgを30kgにするツラさに比べたら、30kg→33kgくらい余裕」と思ってましたが、
この追加3kgがジワジワと効いたことをまず報告しておきます。
前置きが長くなりましたが、それでは以下、訓練登山の記録です。
1日目
昼ごろに部室集合して、重りを詰めたりしました。
山行途中の名号峰で重りを捨てる都合上、重りには水をペットボトルに詰めたものを主に使います。
みんな中々重量が増えなくて困っていました。かくいう僕も結局2Lペットボトルを10本詰めるハメに…
重量は体重計で量るわけですが、ここで問題発生。なんと体重計が壊れました。
誰が乗っても0.0kgとしか表示されません。
すぎーさん「全員ドラ○もん状態じゃん」
無能な体重計(当日ドンキで買ったもの。1000円。3時間働いた後死亡)
仕方がないので、ドライバーの木村さんにドンキに寄ってもらい、新しい体重計を買いました。今度はもうちょっと高いやつ。
今回のフォロワーのSZEさん。二日間よろしくお願いします。
部室から車で出発して、一時間半ほど。笹屋駐車場に到着です。
自分のザックを下ろしながら意味深な表情で「ここが例の…」とつぶやいてみましたが誰も聞いてませんでした。くぅ〜
3110さんがチンピラっぽい感じの一枚。た、頼れる3年生+ぐっさんです。 ぐっさんの「アレ、お前…居たのか」みたいな表情。居ましたし、今年は居ますし。

今晩は小屋泊とテント泊組に別れるのですが、訳あって小屋泊できるのが8人だけという事態に。仕方ないので
張ります。(テントを)
打ちます。(ペグを)
張ります。(ヒモを)
ところで、HRPさんとか一部の先輩が傘を持ってきてるところに
「私たちが訓練登山の経験者です」
感がありました。
僕はといえば雨具しか持ってきてないトーシロー。差を見せつけられましたね。
ところで思った以上にテントの数が増えてしまったので、翌朝の時間的忙しさも考慮して、明日の朝ごはんを夜ご飯にすることにしました。
食事係の方々が、テントの中でご飯を作ります。メニゥは卵雑炊。
調理中、テントの入口は閉じられてしまい、取材班(僕)の入場は拒否されました。何か怪しいですよ!
…単純に雨だし狭かっただけですが。
晩御飯を食べたら既に18:30だったので、さっさと寝る準備をしました(就寝時間は19:00)
「年季の入ったテント本体+ろくでもない地面のせいで上手く貼れないフライ+サイズの合わないグラシ+強い雨風」という最高のコンディションのおかげで
テントはガッツリ床下浸水し、ポールを伝った雨水で雨漏りし続けました。うぇーい(錯乱)
他のテントからは「水がテントに流れ続けている」「水たまりが…」という世にも恐ろしい声も聞こえてきました。
テントの中で聞きたくない台詞ランク暫定一位は確定ですね。
おはようございます、とっしーさん。今日も素敵ですね。 TNI君がダークサイドに堕ちているのがお分かりでしょうか。こわい ヤスはあからさまにワクワクしてやがる。 雨でもアヘ顔ダブルピースするもん! 最後発のTEAM NAOTOは4:20発です。 写真がスゲー微妙ですけど、こんな感じの展望のない樹林帯ってやつをどんどん進んでいきます。 1年生の頃、ザックカバーだけでもグレゴリーのヤツを!と思って買ったのはいいけど、その後自分のザックにカバーが付属しているのに気がついた記憶がフラッシュバックした気は特にしません。 まあそんなことは置いといて、休憩中の写真です。 例え疲れていても、カメラを向ければいい笑顔 それが大地 「しんどいものはしんどいんじゃ〜」とカメラのファインダー越しにありのままの姿を見せてくれるHRD あかりんの笑顔は疲れた体の五臓六腑にうんぬんかんぬん以下略。 まあガンガン先に進みますよね。 奇跡的に歩いてる途中に撮られた一枚。この頃はまだそういう余裕があった。そういう余裕(最後) スタートから雁戸山を目指すわけですが、正直すごく辛かったです…途中の急登とかね。写真ないけどね。 で、写真がめちゃくちゃ少ないですが、なんやかんやあって雁戸山の山頂に到着です。
劣悪なテントの環境の中、だいっちょがお怒りの図
その手に持っているのは早池峰まんじゅうか、それとも狂気か
2日目
それぞれ長い夜を過ごして、翌朝



…誰?

前を歩いているのは大地。ザックはカリマーなのにカバーはモンベルとはな…
あと、その付属してるザックカバーのサイズが微妙に合ってないおかげでザックがビショビショになったりもしてません。
当然ですけど一連の出来事で一度も泣いてません。

まあザックを計量した時38kgとかあったからね。コイツは一体何を考えているのかと思いましたしね。
終始疲れた顔一つせずに、適切なペースで進んでくれました。最強のSLですな〜

「写真が少ないのを、行程のツラさのせいにするのは甘え」みたいに思っていた部分が今まで僕の中にありました。
本当にごめんなさい。辛い時は写真を取る気も起きません。というか何も考えれません。
集合写真を撮りました。 まだまだ進みます。南雁戸山を経由して、八方台避難小屋を目指します。 HRDのダイナミックな休憩。もうだめだ感があふれている。 対照的にすごく元気だったのがこの二人 師弟っぽいなぁとずっと思ってました。それとも姉妹でしょうか。 んでんで、八方台避難小屋着です。南雁戸山の写真なんてッ!無かったッ! TEAM NOBUYUKI(先発)の皆さんに会いました。 「訓練登山 〜盟友(とも)との邂逅編〜 」みたいな、 他TEAMという”敵”を作り上げることによって自TEAMの団結力の強化を図っていたとかいう考察を3秒くらいしましたが 某ぐっさんとかも僕の顔を見るなり 次に、八方台から名号峰へ向かいます。割となだらかな道を1時間半、ちょっとした登りを1時間半ほど続けていくと… みょーごーほー!!!! ところで金田さん、そのポーズ…どこかで見た覚えが… あ、これだ。(去年の訓練より) あと、全行程を通して、この時が一番テンサョン高かった。 そうそう、この道標だよ、この道標。 あ、後発もきてる。 TEAM NOBUYUKIのSLはるっぴさんとシダじゃないですかー(説明的なセリフ) 水を捨てて身軽になった体でわりとガチめに進みます。ろくすっぽ刈払の済んでいない道をかき分けて、自然園をガンガン進みます。急ぎすぎて写真は撮ってません。一枚も撮ってません。 小屋直前はなんか岩場っぽいところ。安達太良山を思い出します。 皆さん「無敵のスターモードなんてなかった…」という表情をしてます。 急ぎまくって、ようやく熊野岳避難小屋に到着。 今回の山行で一番ありがたかったのが、避難小屋での休憩ですね。屋外での休憩とは比べ物にならないくらい休まる気がします。 ここでSZEさんと金田さんが、疲弊したメンバーの荷物を持ってくれるというイケメンイベントが発生。 「オラ、もっと荷物よこせ」 避難小屋で最後の休憩を済ませたら、舗装された道を通ってロープウェイの駅まで向かいます。あかりんはえー 「サラマンダーよりはやーい」 途中でワサ小屋跡を通りました。 その昔、わっさーとかいうサービスがあったなーなんて事を思い出しました。ワサ小屋にはなんの関係もありません。 最後の最後は木道です。滑って二回ほど転びました。転んでも誰も助けてくれませんでした。 そして、遂にロープウェイ駅着です。これにて全行程終了! みんな最高の笑顔だと思うんですが、どうでしょうか。 無事に全行程を終えた記念土下座もキメました。 ファッキンクールな一枚ですね。 片道1500円のロープウェイに乗って帰ります。 あ…晴れてる… 小宅さんの行動食をもらいました。センキュー!! どうでもいいことですが、全身くまなくビチョビチョながら蔵王温泉の駅に到着し、あとはお風呂に入るだけ!!!!という状況で、僕の着替えは全部くまなくビチョビチョでした。一部泥にもまみれてました。 温泉でさっぱりしたあとはご飯です。 うっひょー 帰りはバスを使います。山形駅を経由して、仙台駅に向かいました。 HRDおつかれさん。だいっちょもおつかれさん。 山形駅周辺のバスターミナルでの様子。通りがかりの人に そんなこんなで訓練登山は以上です。大変お疲れ様でした。僕も疲れました。 最後になりますが、今回フォロワーを務めてくださったSZEさん、ちゃんみかさん、とっしーさん。 文責:清野
ここだけの話、この時点で割ととおのれの全てを出し尽くしてた感があります。9割くらい。
ちなみに、行程的にはこの時点でまだ3分の1かどうかもあやしいくらいです。絶望感が伝わりますでしょうか。


「もうちょっとだよ、お互いがんばろう!」
みたいな流れになるかと思いきや、煽り合いが勃発。
まあそもそも自親会って本質的にこんな感じですよね。(褒めている)
「ちょっとごめん、ゲルマンは静かにしてて!」
とか言いやがりますしね。まったくもってやかましいことこの上ないですね。(褒めてない)
ありました。

ここを少し進んだ先の道標で、重りの水が捨てられるからなんですが。

水の掛け合いとかしてキャッキャウフフしたかったところですが、ロープウェイの時間がヤバめなので先を急ぎます。
僕のスターモードも30秒で終わりましたしね。リアルマリオだ。

急がないとロープウェイに間に合わねえ!ってときに、イケメン過ぎるでしょう…
僕もこういうときに荷物を持ってあげるような先輩になりたい。



やっぱここ自親会だわ(泣いている)
あ、でもHRDが死んでる。


YKK(やっぱ訓練登山ってクソだわ)
「とみたや」という定食屋さんに入りました。失ったカロリーを!取り戻す!


「どこに行ってきたの?」と聞かれました。どこでしょうね…(遠い目)
それでは長期登山でまた会おうじゃありませんか。(長期も記録やらせろ、の意)
ドライバーの北村さん、木村さん、五十嵐さん
在仙をしてくださった米野さんありがとうございました。
先輩方のおかげで無事に訓練登山を終えることが出来ました。







