長期登山2010in南アルプス
?アウトドア編?
さーいよいよ本来の目的を果たしに行きますよ!
わざわざトランプをしに山梨まで来たんじゃないのですよ!
甲府駅で話し合った結果、こんな感じの予定になってました。
北沢峠発仙丈ケ岳ピストン
北沢峠→広河原→北岳山荘
北岳山荘発北岳ピストン→間ノ岳→農鳥岳→大門沢小屋
大門沢小屋→下山!→奈良田温泉
…まぁ字だけ見ても全く分からんよね。
編集頑張ります。
朝食はフルーツグラノーラwith粉ミルクだよ!
(後に大反省会にてお蔵入り)
そうだね平均年齢約20の集団が
粉ミルク作ってひたすらすすってるとか地獄絵図以外の何物でもないね。
しかも大不評だよね。
けれどどんなにお腹が悲鳴を上げても
そこに山が存在してしまったからには
自親会員にはやらなきゃいけない時があるのです。
粉ミルクの猛威に耐えながら登り始めたTeam Shinya御一行。

…ごめん見えないよね。
けどこの日写真が少ないので許してください。
40分くらい歩いたところで休憩ですよ。

だいぶ明るくなりました。
一息ついてたら(案の定)後発隊がやってきて追い抜かれました。
しかしあちらのチームはあのおgwさんがSLなのでこれも自然の摂理です。
この次の休憩あたりでしょうか。
ついにイクミッティが例の白い粉の餌食になりました。
よしろさんと一足先に下山です。
4人になって寂しそうなメンバーを見かねたチーフが
どこからともなくスピーカーを取り出しジブリメドレーでみんなを奮い立たせます。
さんぽとかテンション上がるよね。
ジブリ先生の力を借りて先発隊(元後発隊)に追いついたので
10人で登ることになった矢先…
…ん?

…なんかガス出てきたよ?
…雨も降ってきたよ?
…
下山しちゃいました><

てゆーかこれ晴れてるじゃねぇか。
いわゆるエスケープですね。
まさか長期でエスケープ発動するとは。
この時点で確か午前の10時とかそんなばかげた時間で
おのおの昼寝したりトランプしたり18時くらいまで暇をぶっ潰してました。
そんな訳で写真が全くないんですよ。
編集するとかそんなレベルじゃないんですよ。
だから次の日いっていいですか?いいよね?
おはようございます。
右に見えるのは我らがエスパース6テン。
一晩で見るも無残な姿になってしまいました。

ちなみに奥の土が見えている部分はゆうべの雨で崩れたという説有り。
…え?
…登る?
…1日で?1700?上げる?
とりあえず最後になるかもしれないので
登る前に集合写真でも撮ってみます。

かぶりすぎだよ!
よしろさんとイクミッティはもろかぶりしたわけではなく
一足先に下界へ下りていきました。
賢い選択です。
とゆーわけで今回は10人1チームでの登山になりました。

じゃあ登ってくよ!
最初のほうはこんな感じ。

まぁまだ(?)1500位なんでいつもの登山風景です。
だんだんいわいわしてくるよ。

…こんなとこ通ったっけ?
もう少し歩くと開けてきましたよ。
頼もしさ全開のSL木村さん。

奥に雪渓が見えますね。
いくら標高高いからって下界では連日30度越えなんですがね。
雪渓にはしゃぐ21&19。

ほほえましいですね。
対して大人なおgwさん(19)

イケメンすぎやしませんか。
雪渓周辺はがれた道が続きます。

ちなみにこの米の祈ってるみたいなポーズ4枚もあったよ。
全595枚の内ね。
私の貴重な時間返せ米。
がれた道を登りきると梯子場(っていうのかな?)がぞくぞくと登場し始めます。

なんか…白いね…。
え…ガスっt…いや、なんでもない。
そ、そんなことよりだいぶ来たし休憩しますか!

…完全ガスってるじゃねぇか!!!!
しかしこのおかげで(せいで)奇跡の瞬間を写真に納めることになろうとは
この時私達は知る由もなかった…。
そうそうこの前の休憩だったと思うんだけど急遽予定変更のお知らせ。
ほんとはこの日北岳行かないで北岳山荘行くはずだったんだけど
次の日の負担を減らすために北岳経由で肩ノ小屋に泊まることになりました。
(ペイントとか矢印とか使ってなんとかして位置関係表わそうとしましたが
私の技量じゃ無理でした。面目ない)
今考えれば
これもあのショットへの伏線だったんですね。
なんだか計画的犯行に思えてきた。
…読みにくっ!
なんか写真入れましょうか。
うーん、どれにしようかなー
!
なにこれすごくかっこいい…!(超私的掲載理由)

なんか戦隊モノ的なかっこよさ。
えーと、じゃあこれだけガスってたのよってことで。
さぁラストスパートですよ!
登って…

(ザックが壊れたけど頑張る岩渕さん)
登って…

(祈る米2枚目)
登って…

(やたらカメラ目線が多いヤーフル)
ついに…
ついについに…!
ミッションコンプリート!!!
゜+。:.゜ヽ(*´∀`)ノ゜.:。+゜

地上3,193m!
日本で2番目に高い場所です!
なにはともあれ集合写真じゃ!

ツッコミどころが多くてさばききれないよ。
これで終わってくれればよかったんですけど
人間高い所(青葉山然り)に行くとどうやら制限解除したくなるみたいです。
TKHR{オマワリサーン!
思う存分(主に9人が)はしゃいだので寒いし目的地に急ぐよ。
10分ほど歩くと見えてきました。
本日のテン場、肩ノ小屋です。

なんか晴れてきた!!!
どんどんガスが風に流されて夕焼けを拝むことができました。

富士山もうっすら見えたんだよ。
山の上で見た星はとてもきれいでした。
恐怖の2日目です。
何も知らない私たちはのこのこと朝日を拝みにいきます。

これぞ日本の誇るMt.Fujiです(たぶん)
真夏とは思えない寒さの中ガタガタ震えながら日の出を待ちます。
日の出を・・・日の・・・

くも空気読めよ・・・!!!!!
とは言うものの綺麗な朝日に見入る大学生たち(やらせ疑惑有り)

おgwさんご満悦。
今日はひたすら登り続けた昨日とうってかわって
こんな感じに稜線をずっと行くよ。

周りに遮るものがないので絶景を存分に楽しめます。
だがしかし風がつえぇのなんのって。
まずは中白根。

(・・・なんて読むのかな?)
お次は間ノ岳。

間ノ岳山頂は噂にたがわずだだっ広かったです。
集合写真撮ろうず!

・・・まともだ!!!
なんだこのもやもや感は。
そんなひっかかりはさておきサンダーバード発見!!!

分かりづらい!!!
ここには写ってないけどサンダーバードジュニアもいて癒しをいただいたんだぜ。
間ノ岳が終わったら農鳥小屋→西農鳥岳って続きます。
赤い建物が農鳥小屋で
その先登りきったところが西農鳥岳です(たぶん)

赤い建物なんてなかったとか言わない。
農鳥小屋から進むべき斜面が目の前にそびえたってたんですけど
私はエスケープしたくなりました。
そういえば男女比1:1の爽やか大学生グループと出会いましたよ。
爽やかグループ「こんにちはー(爽)」
TKHR「あ、こんちはー」
「どこの大学ですか?(爽)」
「東北大学です(キリッ」
「えー頭いいですね!(爽)」
「んなことないっすよー(あへあへ)」
「今日はどこまで行くんですか?(爽)」
「おおもんさわ小屋までデス☆」
自親会員「「「!?」」」
「おお、もんさわ・・・?(爽)」
「だいもんさわだよバカ!」
「てめーふざけんな!」
「もうそれ以上しゃべんなくたばれ!」
やいのやいの
「(うわぁ・・・頭悪そう(爽))」
それはそれはこっぴどく叱られました。
地図合わせの時点で何回も言ってたらしいです。
初耳だよ!って思ったのは私だけじゃないはず。
そして今回の長期最後のピーク、農鳥岳です。

部長も嬉しそうです。
ここで大変残念なお知らせですが
あとは下界に向けてひたすら下るだけとなりました。
噂の大門沢下降点です。

この先その名に恥じぬ見事な下降っぷりが待っておられました。
待ってたんだけどさぁ・・・
写真がね、ないんですよ。
こっからが長くて辛くて一番伝えるべきポイントなんですけど
だって延々と下って行くだけなんだもの。
あの道のりをこんな数行の文章で終わらせるなんて悔しいぜ。
そんな中唯一残ってる写真どん!

何これ普通に楽しそう。
ほんとはあんなことがあったりこんなことがあったり
(べ、別に忘れたわけじゃないんだからね!)
心が折れそうになりながら、ってゆーか既にめっこめこになりながら
どうにかこうにか生き延びてしまいました。
本日のゴール、大門沢小屋到着よ!

みんないい顔してるね!
(おgwさんラベル読み込み中)
この時岩渕さんと私は
こんなにうまいオレンジジュース初めて飲んだ・・・!!
とごくごく普通の紙パックのジュースに感動しておりました。
2日目の何が辛かったかって
予定行動時間約8時間だったのに13時間行動になったとこだよね。
着いた時5時とかじゃなかったっけ?
けどそれも今となってはいい思い出です。
当時はもう永遠に着かないんじゃないかと思いましたが。
この日はちらし寿司を食べて先輩たちはビールを飲んで
ザックをツェルトにくるんで外にほっぽり出すという名案も飛び出して
いい感じになって眠りにつきました。
寝坊しました☆⌒d(ゝc_,・*)
まさか大学生が10人いて(内戦力若干名)全滅するとは思わないよね。
原因は疲れと安堵感と予想。
ただこの日は3時間行動であること、最終日であることなどから
まぁいっか的な何かが通されることとなりました。
私達1年生にとっては初対面となる巷で噂の棒ラーメンが
長期最終日の朝食ということで満を持して登場です。
先輩たちの脅しともとれる過大広告によりびくびくしていたかわいい1年生たちですが
ぶっちゃけ言うほどでもなかったよね。
けどもちは入れないほうがいいもち。
さーてお腹もいっぱいになりましたところで今日も頑張っていきましょう!

いっきまーす!!
と、その前に
絶対にHPに使おうと決めていた写真(6ヶ月越しの思い)

キングオブ癒し。
っしゃー出陣じゃー!
この日はいくつもの橋(と思われる長細いの)を渡ったよ。
偉大なる大先輩その1。

おじいちゃん!
偉大なる大先輩その2。

おじーちゃーーーん!!!!
やはり狭い足場はご老体にはきつそうです。
こんなんも渡ります。

あふれ出る強行突破感。
こんな今さっきこしらえたような足場が続いたら肉体的にも精神的にももちません。
まだまだ時間に余裕もありますし川沿いでちょっと休みましょうか。
休憩中も読図するSL。

そら後光も差します。
標高は全く違うけど
サンダーバードに続きリス発見!

リスってすごくすばしっこいのね。
小動物にはしゃいじゃったりもしたけれど橋は冷静に渡ります。

あらこれちゃんとした橋じゃないの(感覚麻痺)
この橋を舞台に決定的瞬間をとらえたGDさんのカメラ。

山梨県企業局さん、うちの先輩がすみませんでした。
さて・・・
これまでだらだらと書いてきたようにいろんな事があった長期ですが
全ての行程を終えついにその瞬間をむかえます。
南アルプスより10人全員無事下山完了です!

おつかれさまでした!
ちょっと歩くと休憩所らしきところがあったよ。

置いてあったノートに落書き残してきたんで
行く機会があったら見てみてね。
じゃあ温泉にむけてがんがん歩くよ。

コンクリの道のほうがきつかったりするんだよね。
この温泉までの道がけっこう長くて
個人的に長期で3本の指に入るくらいしんどかったよ。
いよいよ最終目的地を目の前にして
すごく嬉しそうなSLとダッシュするCL。

おじいちゃん無理しないで!
とゆーわけで奈良田温泉とーちゃく!

おgwさん上の木村さんとおんなじ顔しておられる。すげぇ。
温泉入る前のぼろぼろな人たちが撮れるかと思いきや
なんだか爽やかな感じになってしまった1枚。

よーし温泉入ろうぜ!!!(4日ぶり)
女湯1人でちょっと寂しかったっけ。
次の長期は誰かと入れるといいな(行く気満々)
はい!温泉気持ちよかった!
シャンプーが泡立たなかったことなんか忘れてご飯食べるし。

やはり下界の飯はうまい。
ごちそうさまでした!
それじゃあ解散場所の身延駅へと移動しましょう。

バスに揺られてぐっすりな人々。
GDさんは元気そう。

みなさんほんとにおつかれさまでした!
長い山道を越え身延駅に到着してしまいました。
名残惜しいけどお別れです。

みんな元気でね!
このまま仙台に戻る人
ゆとりを持って秋葉に一泊してから帰る人
実家へ帰省する人
間髪いれず富士山に登りに行く米
こうして長期を終えた10人は
それぞれの夏休みに突入していくのでした。
2010年長期登山・完!

/最後まで見てくれてありがとうございました!\
文責:たけはる