山行記録

中期登山(09.9.6-9)

北アルプス白馬三山




 

 





7月の南蔵王の訓練登山で死ぬ思いで25kgを11時間背負いとおした私は、汗と涙にまみれた2009年度の長期登山の切符を手に入れたものの、「相談心理学」の集中講義で本番にいけなかったのです。

というわけで、ここ数年来で初の長期登山参加女子は、くどしょー!(女子一人)となりました。
すげーよ、ようやり遂げたな!!

残念ながらiwiは訓練の直前で膝の故障で無念のリタイア。ねぎー、まっすも今回は不参加。


数日間にわたる南アルプス長期登山の模様は、トイレのクオリティ評価の☆の数とともに後日アップしてもらいましょう。よろしくねo(^_^)o



●中期登山●
北アルプス、白馬三山。09.9.6〜9


総勢9人ですね。もちさんの実家カーで4人、バイクで一人、電車で4人が移動。
バイクはもちさんだったんだけども、彼は長野で白馬に上って降りたらそのまま鳥取の自宅へパイクで帰り、飲み会のでてさらに北海道に行くとかゆう無謀な行程でした(笑)

かくいう私は、よしろう、まさみ、iwiと電車。16時間くらい?
白馬について、車で登山口に。さらに大雪渓のふもとの白馬尻小屋まで登山。まっくら。
ついたら車組がテント張ってくれてました。

Iガラシが小屋のおじさんと仲良くなって聞き出した情報によると、
10日ほどまえ、そこの雪渓で人が亡くなったんだそうな。ひぇ…
トイレはなかなかきれいw



明けて7日は大雪渓を登ります。


初☆軽アイゼン使用!!

みんな装着に時間がかかって、小屋を出て10分で20分休憩(笑)

なんかふつうにつらかったよ?
最近体力が落ちてきているんだけども、雪渓からきつかったよ

ガスらない見晴らしの良い雪渓だったけども、したばかり向いてたら道をそれそうになったよ。危なー。
先頭はしんやちゃんだった。彼は早い。




登っても登っても雪渓。





でも、途中にある砂利の山みたいなとこに、小さなお花畑があって心なごんだ。



目指すは頂上宿舎。1000人泊まれるとか。なんで山の上にこんな…。桁あってますよ。
私、個人的にはとても辛かったんですが、体力ある方たちが多くって。
でも5・6時間で頂上宿舎着。テントたてて(この日はここ泊)。

にもつテントに放り込んで。

着替え(←)つめた袋とカメラと水筒だけで、白馬頂上(2932m)目指します。


15分くらい歩くとまた小屋が。
白馬山荘!

ここも1000人収容可!なんと日本最高度(たぶん)mont bell shopがあるんです!(普通のレストランもあるし、なぜかピアノもあった)
みんないそいそとバッヂやらTシャツやら買い込んで。


さらに15分くらいいくと、白馬山頂上!!

なんか、形がとてもきれい。
標高が高いので、緑とか黄緑の芝生みたいな草に覆われてて、頂上付近は白い石でガレてました。
ずっととおってきた道が見えるからさらに良い。


頂上ではしゃいでたら



おや・・・?


(夢じゃないだろうか、いやまさか)


下から制服姿の女子高生が登ってきているように見える。







・・・




・・・・・






・・・・・・・iwi!!






ということで、疲れたみんなに大サービス、iwiが高校時代の制服を召して(もちろん靴は山靴w)頂上に登ってきてくださいました!

なぜか懐から学ランをとりだすもちさん。
みんなで着まわしてiwiとツーショットとりまくるw


本当は
「高校時代の制服をみんなもちよってたけった大学生が頂上で着る」
予定だったんだけども、

不幸にも実家で捨てられてたり、
冗談だと思って持ってこなかったりで
集まったのは男女1着ずつでした(十分)



まわりのおばさんたちは何にもいってきませんでした(むしろつらい)



(でも、すべて終わったあとで、降りてきた白馬山荘で出会ったおじさんが
「本当は一緒に撮ってって言いたかったんだけども、言えなくてね」
なんて、こそっとiwiに言ったのでした。)




そんなわけで、白馬頂上lifeを楽しんだ自親会メンバーでした。





7日は夕飯までやることもないので白馬小屋の外にあるテーブルにみんな寝そべって日光浴したり、一人で探検に行ったり、電波の届く場所を探し歩いたりして時間をつぶしました。




その日の夜は、詳しくは割愛しますけど、おgwの炊いた米がこのよのものとわおもえないかんじに出来上がって、ちゃーはんの素でぞうすいを作って食べました。

べつにおgwのせいじゃなくて、たまたま一年生に米の炊き方教えてるときにガスが切れたりしたからべつにおgwのせいじゃないんだけど、

芯のあるコメでした。


もちさんの20世紀なしと野沢菜がどれほどおいしかったことか。



夕日が雲海に沈むのを見届けると急にガスったりで寒くなってきました。

テン場で一番うるさかったのは自親会のテントでした、みなさんごめんなさい。


思ったのは、今の時代日本のどこにでも格差があることかな。
頂上宿舎は1000人収容なのに、宿泊者(一泊6300円?)とテント泊者(同500円?)のトイレは別々で、使う水も別々でしたよ。
でも冷たくてよい水でした。




明けて8日。


昼間あんな穏やかだったのに、午前2時3時ごろからものすごい突風でした。テントが飛ばされるかと。
出発時間を遅らせるとかやっぱ取りやめるとか、判断が大変。

朝4時出発。

杓子岳頂上で朝日を見る
…ために20分待つ。


頂上はただの崖で木も何もなくものすご寒かったので、みんなで固まって丸くなって風から身を守ります。
iwiはこのくそ寒い中、みんなと離れて地面に横になってます。風をよけているつもりなんでしょうか。


朝日を見たらさっさと鑓ガ岳へ向かいます。

ここまでが登り。


私の中で一番きつかったところだなあ。足が今までの山行で使いすぎて痛んでたんですが、とにかく一歩ずつしか上がらない。30分で休憩入れてもらったりで。
情けなかったんですがみんなに声かけてもらって何とか登りましたよ。いい仲間ですね。


後はそこから一気に下るのみです!


しかし下りは靭帯の切れたiwiにはつらそうでした。



でも途中にライチョウが出てきて、ライチョウ休憩が発生。
(何とも言えない鳴き声)


さっきの寒さと打って変わってじりじりと照りつける日差しが暑かったー。




ものすごい勢いで下ります。

鑓温泉、日本一標高の高いとこにある温泉目指す。
先頭はしんやちゃん


地図に目印がない中、ずいぶん歩いて急に彼が宣言した「トイレ休憩」。
ところが彼らがトイレから戻ってくるその後ろの霧が晴れると・・・小屋が。


鑓温泉の目と鼻の先で小自然に親しんだのでした。はずかしっ



鑓温泉に着くと、温泉に入る時間はないので足湯につかりながら

コカコーーーラ!!(山価格¥400)


くーーっ!おいしかった(>ω<)b





後は鑓温泉から崩落した道を通り(落石注意!!)
樹林帯を抜けて

登山口へ!



最後の休憩をしたところでとつぜんおgwから

大自然に親しみたい

との申し出が。


仕方ない。


みんなで待っているとしばらくしてすっきりさわやかなおgwが帰ってk…








ざっっ!









おgwが向かって右側の藪の中へきれいに落ちて行きました。

あんまり急すぎてみんな唖然。




普通に滑落でした






幸いなことに、きれいな弧を描いてみんなの視界から消えたおgw君は、かすり傷一つつけずに帰ってきました。
さすがタフ男。


よかったですよ、とにかく無事で。





そんなこんなで無事帰還(’▽‘)!!

 





あっという間の3日間でした。いい中期登山だった!参加してよかったよ(^▽^)ノ!
(帰りはまた16時間電車)

ガストのメシうまかたー


***

(ブログより転載しました 10.3.5)
文責 まっつん