8/5 B8走行前哨戦~松島編~
これは、去年のB7の方々が行ったB7歩行に触発されたB8が、平成最後の夏に行った旅の記録である。
私は二つ約束をしていた。
1つは、ナシモトとB8で自転車で日本海に行くこと。
もう1つは、ヒロトとB8で自転車で松島に行くこと。
二人の考えた旅行は幸いどちらにもある程度の人が集まり、計画も現実味を帯びてきたところで、こう考えた。
「日本海の練習として松島に行くのはどうか」、と。
ヒロトがみんなの予定を聞き、日にちや時間、ルートを決めてくれ、7人ほどの参加者が集まった。
以下は当日の記録である。
朝、頑張って起きる。この時点ではかなり晴れており、「暑くなりそうだ」と思った。
集合時間は7時だったが6:45に部室に行くと、なぜか部室が開いている。
中をのぞくとGTOさんが寝ていた。少したまげる。そしてGTOさんを起こしてしまう。申し訳なくなる。
だが、B8は誰もいない。
嫌な予感がしたのでラインでみんなの生存を確認する。
そうすると二人部室に来たが、体調不良者を除き返事が来ない。
時間も押してきたので部室に集まった三人で松島を目指すことにする。
メンバー紹介。
左から、ヒロト、NSTM、ギースーだ。
特にギースーは最近入部してきた気合いの入った男だ。
彼はママチャリを操っていたのでヒロト、NSTMの間に挟んで移動することに決めた。
7:30頃、部室を出発する。
自転車での走行を阻むものは何もなく、スイスイ進んでいく。
途中幸町のファミマで休憩する。塩飴、水分を買うなど熱中症対策を万全にし、出発。
しばらく走っているとヒロトにラインが入る。ダンからだった。
彼の遅れた理由は寝坊だったが、今から自分たちを追いかけてくるらしい。
↑ラインをするヒロト
ヒロトの作ったルートは共有できなかったが、松島で落ち合うことにし、先を急ぐ。
走っている間ヒロトとギースーは野球の話で盛り上がっていたが、私は全く野球を知らないので
後ろから無言で走っていた。(悲しい)
考えることもなかったのでどうせ帰りもこの道だろうと思い反対車線を見る。かなり荒れている。イヤになる。
徐々に近づく松島の文字。それにつれ怪しくなる天気。期待と不安の中走る。
ちなみに上の写真ではヒロトが真ん中になっているがママチャリの速度を測るためらしい。
しかしギースーも結構速かったのであんま意味なかった。
8:30、多賀城市に侵入。
少し行くと砂押川と書かれた看板があった。スペースもあったので休憩をする。
この辺りは景色が良く、みんなで写真を撮る。
THE・田舎といった景色に皆興奮しつつも、出発。写真の青い橋の奥へと進む。
アップダウンを繰り返していくと、8:46に塩竃市に侵入。
途中こんな看板があった。
四方ァ!
四方のゲスト出演に驚きつつ進む。
景色も海沿いらしくなってくる。
松島までの到着時間を示す電光掲示板に会う。
松島まで約□分。あんまフザけんじゃないわよ。
死んでいる掲示板を過ぎると青看板にうれしい文字が。
松島まで約8キロ。かなり近づいてきた。
まっすぐ行くと須賀第1トンネルに着く。
トンネルの手前は駐車スペースがあり、すぐ横は海となっていた。
松島を近くに感じながら各々写真を撮ったり、補給をした。
↑見切れているギースーのいるところが駐車スペース。
このトンネルに向かって松島へのラストスパートをかける。
と思うじゃないですか。
この横を…
過ぎて…
エモめのトンネルを走ります。ここを過ぎると
きれいですね。走ってて感動しました。
この先には休憩がある珍しいホテル(すっとぼけ)がありました。気になる方はどうぞ。
この後キツめの坂道を登ると9:25に瑞鳳ケ丘に到着。東屋ライクな小屋で小休止。
蛇などにビビりつつも9:35には松島の入り口へ到着。また山道を登れば、最初の目的地、双観山に到着。
双観山はヒロト曰く「マイナースポット」。確かに観光客はいなかった。(朝早いからもあろうが)
ヒロトから今日向かう3つの場所の説明をされる。
一つはここ、双観山。
二つ目は雄島。
三つ目は「メジャーな」松島。
メジャー松島では遊覧船に乗り松島湾を一周する。
ヒロトは以前もこのルートで松島に来たそうだがリア充が多かったため遊覧船に乗れなかったらしい。
↑リア充に悪態をつくヒロト
世の中の不平に不満を言いながらも雄島に向かう。
秒で着く。
奥に見えるのが福浦橋。メジャー松島の代名詞。
洞窟っぽいところを潜り、駐輪場へ戻り最後の目的地へと歩を進める。
松島海岸駅にこれまた秒で着く。
駅で遊覧船のチケットを買い、はじめに瑞厳寺を見学する。
瑞厳寺を見た後は茶をシバいた。牡蠣フライを串に刺したヤツを食った。500円した(高い)。
そして、先ほどからチラチラしていた福浦橋を渡る。大人はひとり200円。
福浦島を一周し、そろそろ遊覧船の時間かというところでダンと落ち合う。
4人そろったところで船が到着。運がいい。
ちなみにこれがチケット。折れているように見えますがこれは…
折ったからです。
遊覧船からの景色は良好。右側に座るといろいろ見やすいかもしれない。
二階はグリーン席。有料で座れる。一階後方はデッキになっており風に当たりながら景色を見られる。
様々な岩があり、見ていて楽しかったが私は翌日のテストの存在を思い出し一人嗚咽、慟哭していた。
ツアーもそろそろ終わりかというところで雨が降り出す。
ヒロトは円通院にも行きたかったようだが雨、私のバイトなどを考慮し、
とりあえずなんか食べてから考えようという話にまとまる。
近くの店でそばを啜り、外に出ると雨が激しくなっていた。
ダン、ギースーは十分な雨具の用意がなく、自転車で帰るかどうかで悩んでいた。
松島海岸駅に止めておいた自転車を取りに行くと、雷を伴う激しい雨になりだした。
悩んだ結果、ダン、ギースーは電車で帰り、ヒロト、私は自転車で帰ることになった。
雨の中、ヒロト、私は自転車を走らせるが雷が頭上で鳴り続ける。
雷に向かっているのか遠ざかっているのか分からないが、いつまでもしつこく鳴り続ける雷に
最悪のことだけは起こらないよう祈りつつ走った。
多賀城市の辺りまで来ると雷、雨は収まり、気持ちに余裕が出来てきた。
時間にも余裕があったのでB8走行本番のことを話し合いながら走っているといつのまにか八幡に着く。
八幡についたところで解散。これにて松島編は終了。(この日は花火大会で帰るのに苦労した)
帰りは天候に苦しめられたが悪天候での長距離ライドの経験はあまりなかったので
本番に向けいい練習になったと思う。あとは本番がいい旅行になることを願うばかりである。
~本番に続く~
文責 Y.K.







































